田んぼにある稲が玄米になるまでの図
コンバインに乗っているとき今刈ってる稲がお米になるまでの作業の流れを図にしたいなと思ったので作りました。
田んぼにある稲が玄米になるまでの図
説明
コンバイン
まず稲をコンバインで刈り取とると「もみ」と「わら」に分離してくれます。大半のわらは裁断され田んぼにばらまかれます。一部のわらは裁断せずに来年の畑用のしきわらとしてとっておきます。
乾燥機
刈り取ったもみを水分量15%くらいまで乾燥させます。保存性と美味しさのバランスで15%だった気がします。よしバッチリと思っても翌日水分量が少し戻ったりもします。
もみ摺機
もみからもみ殻を分離して玄米にします。速度が違う2つのロールを使ってもみ殻をはずして風でふっとばすだった気がします。
こいつが一番のトラブルメーカー、毎年一回は農機具屋さんを呼ぶ羽目になります。直接ゴリゴリやっているので仕方ない。
もみ殻
もみ殻の大半は、田んぼにばらまかれます。
一部はとっておき畑にまかれます。土が柔らかくなったような気がします。
他には火をつけて漏斗を逆にしたような金属製のくん炭器かぶせてくん炭を作ります。phの調整されたり、水分がいい感じになるはずです。
選別機
もみ殻を取ったばかりの玄米には、小さい米や割れた米やらまだ青い米やらが混じっているので取り除きます。
選別機からでてきた玄米が袋に入り30.5kg貯まると外して縛って完成です。積み上げて出荷となります。フレコンとかにできたら楽なのかなぁ。もみ摺り機と同時に動いています。
一方、玄米を取った後の通称くず米(いりご)も25kgを測って袋詰めして積み上げます。これはこれで業者が買い取ってくれます。再選別して加工用とかいろいろ使われるらしいです。
くず米の一部は食用にできそうレベルで再選別して何個か作ります。二番米とか中米とかいうのかな? 知り合いにほしいという人がいるので安く売ります。コシヒカリ。
もともと選別後の米なのでクオリティを重視すると選別機にどれだけぶちこんでも全く取れません。とはいえ人の食べるお米なのであまり品質を落とせもせず面倒な作業です。
一言
こんなふうにして出来上がった富山激推しのお米「富富富」が10/11(木)にメジャーデビューするぞ! 見かけたら買ってね。唐突な宣伝。
あっ、富富富のいりごだけは農協買い取りだったわ。
【お知らせ】
— 富山県広報課 (@pref_toyama) August 29, 2018
今秋デビューの富山米新品種「富富富」が10/11(木)から県内外で一斉販売されます!これに先駆け、県内では10/7(日)にグランドプラザにて、先行販売会を開催。詳細が決まり次第、随時ホームページに情報を掲載します。
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